茨川集落(廃村)

Posted 2019-3-14

東近江

三重県との県境、鈴鹿山麓の隔絶された秘境地にある廃村「茨川集落」

茨川(いばらがわ)集落は、昭和40年(1965年)に閉村された滋賀県東近江市茨川町(旧永源寺町茨川村)にある廃村集落。滋賀県と三重県の県境、鈴鹿山の滋賀県側の麓にある集落跡である。茨川集落は室町時代から続いた集落で、長く銀の採掘と林業で栄えたそうである。しかし、時代の流れとともに、銀の鉱山が廃坑となり、林業も衰退するとともに、人口の過疎化が進み、1965年に旧永源寺町立政所小茨川分校の廃校に伴って、村人全員が離村し廃村となってしまった。廃村となり、既に50年以上経過しているが、集落跡にはまだ数棟の家屋が存在しているという。また、集落に鎮座する「天照神社」は、現在もその姿を残し続けているとのこと。茨川集落跡に通じる道路は存在しない。茨川林道という茶屋川沿いの険しい林道を通って、集落手前まで車で行くことができるそうだが、林道故に路面状態は厳しく、集落手前で途切れる林道から先へは徒歩で進むしかなく、相応の準備をして臨む必要がありそうだ。

 

林道茨川線

2019年3月、国道421号の八風街道から茨川集落の手前まで通じている「林道茨川線」を走破しました。事前に林道に関する情報を調べても、古い情報が多く、林道の終点まで行けるのかどうか不確かな状況で臨みました。これまでに終点まで到達した方の情報を見る限り、相当な悪路であることは容易に想像できました。昨年、甚大な被害を近畿にもたらした台風の影響によるがけ崩れなどで道が寸断されてしまっていることも十分考えられます。

 

「林道茨川線」への入口は、永源寺ダム湖から通じる国道421号線から行けます。

 

「林道茨川線」の起点を示す道標が、ここから約15キロメートル先の林道の終点を目指します。

 

15キロの林道というは、かなりの距離ではないでしょうか。出発です。

 

走り出してすぐに路面はアスファルトから未舗装の道へと変わります。

 

雪解け泥水が溜まった凸凹道が永遠と続きます。車高の高い四駆以外は避けた方がいいと思います。

 

周囲を見渡すと荒涼とした山間の中、時期は3月ですがこの辺はまだまだ寒い!

 

茶屋川にかかる橋の先に隧道が。「折戸隧道」といいます。隧道マニアがここまでは来ることがあるそうです。しかし、林道終点はまだまだ遥か先です。

 

3月ということで、雪解け泥水が林道の凸凹に溜まりまくっています。

 

至る所に落石が転がっています。

 

悪路を走破すること約40~50分かけてようやく林道終点に到達。この先に茨川集落跡がありますが、集落跡へ通じる橋が崩落しているので、車で来れるのはここまでです。

 

林道終点の先に廃村「茨川集落跡」がありますが、川に遮られています。

 

下記は、「林道茨川線」の起点と終点をマップ上に示したものです。林道の状態は悪く、終始凸凹道に落石が散在しています。始点から終点までは約15キロあり、車でも片道40~50分かかります。山から流れてくる水が林道上を流れており、深い水たまりや洗い越しのような箇所もありますので、慎重な運転が必要です。終点から先は道が途絶えているので、車で行く場合、必ず往復して引き返すことになります。この林道にチャレンジするなら、日没にならない早い時間帯に出発されることを推奨します。もしアクシデントや故障で車が動かなくなったら、歩いて引き返すしかありません。また、この山間地域はヤマビルがいるので、梅雨時期から夏季にかけては特に注意が必要です。

 

 

茨川集落跡訪問記(2019年3月)

2019年3月、国道421号の八風街道から通じている「林道茨川線」を走破し、廃村となった茨川集落跡の目前まで行ってきました。

 

対岸の集落跡に通じる橋は崩落しており、川を渡ることは叶いませんでした。

 

川の対岸から集落跡の方を眺めていると、雪が舞ってきました。対岸に建つ建物は、近江八幡工業高校山岳部の山小屋です。

 

更に奥の方に建つ青い屋根の建物は、名古屋大学の茨川小屋。

川を渡れなかったので、ドローンを飛ばして上空から集落跡を空撮したかったのですが、雪が止みそうになく断念しました。3月とはいえ、山間地帯なので天候は不安定です。春の到来はまだ少し先のようです。

国道421号にある道の駅「奥永源寺渓流の里」で買った「いなわ天丼」のお弁当を食べてから、林道を引き返すことに。

 

 

 

 

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FIND OUT管理人

滋賀県出身。大阪でインターネット広告やWEBマーケティングを扱う会社を経営。管理人自らが滋賀県の集落や廃村、地域に根差した神社・仏閣、戦争遺構などを現地調査を通じて紹介しています。

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