葛川細川町集落

Posted 2018-8-27

大津

大津の最北に佇む限界集落「葛川細川町集落」

県庁所在地でもある大津市の最北部に葛川という地区があり、同地区の最北端に細川町という集落があります。大津市といえば滋賀県で一番の都会というイメージもありますが、そんな大津市にもいくつかの限界集落が存在します。京都-滋賀-福井を繋ぐ国道367号線(通称「鯖街道」)を福井方面に向かって北上していくと、大津市と高島市の境界に「葛川細川町集落」はありました。平成27年の時点で細川集落の人口は12世帯で19人の限界集落です。人口は少ないですが、国道367号線に沿って流れる安曇川の河川敷にはいくつものキャンプ場があり、鮎釣り客が訪れています。

 

細川集落の風景

2018年8月、大津の北端に位置する限界集落「葛川細川町集落」を探索しました。この日は、台風が近畿に上陸した日の翌日でもあり、あいにくの雨模様でした。湿気が多く、どんよりした空気の中、多少の不気味さを感じながら、安曇川に流れる集落の川の上流に沿って伸びる林道を探索しました。この川沿いの道には、龍松寺(リュウショウジ)というお寺と八幡神社があります。

 

安曇川へと流れる集落内の川です。この川沿いの道を上っていくと林道になっていきます。

 

後ろを振り返った景色です。橋の先にあるのが安曇川です。

 

 

川沿いの林道を徒歩で上っていきます。距離にして300mほど行ったところで道は途絶えます。途絶えた道の先にコンクリートでできた人工物が確認できます。ダムにしては川が小さいし、橋でしょうか?

 

林道横の林の奥に民家が数軒あります。人が住んでいる家屋と、誰も住んでいない廃屋が確認できました。林道から行くと人の敷地に入ってしまうので、一旦、下まで降りて、集落内の道から集落の家屋を見に行きます。

 

 

 

かなり急勾配の坂道です。坂道の手前に住んでおられる地元の方に、車でこの坂道を上っても大丈夫かどうか尋ねたところ、この坂道は集落のお墓まで通じているとのことで、お墓の手前まで車で行けてUターンもできると教えてもらいました。「歩いていくとこの坂しんどいから、車で行った方がええよ」と指南いただいたので、車で駆け上がることに。上の写真を見ていただけると映ってますが、今回の旅から車はジムニーを利用しています。前回の甲賀巡りで訪れた小川城址へ通じる林道で苦い思いをしたので、狭い道や悪路でも対応できる軽四輪駆動車のジムニーを購入(中古ですが)しました。先に徒歩で上った川沿いの林道ですが、ジムニーなら余裕で行って戻ってこれましたね。今後の探索でも力を発揮してくれるでしょう。

 

地元の方に教えてもらったとおり、坂道はお墓の手前まで続いていました。近くに車を停めて、付近に点在する家屋を見に行きます。周囲を見渡すと、早速、壁と屋根が剥がれかけた廃屋を見つけました。

 

別の角度から見た廃屋です。周囲の林の中に埋もれかかっており、管理されている様子もなく、放置状態といった感じです。

 

少し離れたところにも民家が。人影は見当たらなかったですが、家の手前の草は刈ってあり、管理はされているようでした。

その他にも、数軒の家屋があり、人の姿も確認できました。この集落で暮らすのは、生活の利便性を考えるとかなりきびしそうです。しかしながら、安曇川の河川敷へキャンプや釣りに訪れる観光客は結構いるようで、近くにはキャンプ場や古民家を利用した施設なんかもあるようです。

 

 

龍松寺

集落を流れる川沿いに鎮座する「龍松寺(リュウショウジ)」です。曹洞宗のお寺です。昔、お寺の裏の方に「細川城」という城があったそうです。城跡には、石積みされた削平地があるそうですが、城の遺構らしきものは遺ってないとのこと。細川城の歴史については定かではないようです。

 

 

 

 

龍松寺(リュウショウジ)

所在地:滋賀県大津市葛川細川町85

 

八幡神社

川沿いの林道の行き止まり付近に鎮座している「八幡神社」です。

 

神社の境内を見渡す限り、かなり荒れています。

 

この日は、台風が来ており、空模様は悪く、空気はどんより湿っており、最初にこの神社を見たときは、ちょっと怖かった。

限界集落となってしまった細川集落とともにあり続けてきた神社の鳥居の前に広がる広場と川沿いでは、まだ多くの人が住んでいた頃の大昔には夏祭りや神事で賑わっていたんだろうかと、遥か昔の姿を想像してしまった。

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FIND OUT管理人

滋賀県出身。大阪でインターネット広告やWEBマーケティングを扱う会社を経営。管理人自らが滋賀県の集落や廃村、地域に根差した神社・仏閣、戦争遺構などを現地調査を通じて紹介しています。

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