余呉集落巡り【柳ケ瀬】

Posted 2017-11-6

湖北

旧北陸本線沿いの柳ヶ瀬集落に存在した廃駅跡

1日がかりで挑む「余呉の集落巡り」の後半は、国道365号線の北国街道沿いにある3つの集落(柳ケ瀬集落・椿坂集落・中河内集落)巡りです。

 

 

旧北陸本線は、明治15年に滋賀県の長浜と柳ケ瀬間に開通した鉄道路線が、同17年に福井県の金ヶ崎(現在の敦賀港駅)に延伸された路線です。その後、昭和32年に木ノ本・敦賀間線路に付替えされ、これが現在、長浜と敦賀間を運行している北陸本線です。昭和32年に、北陸本線が木ノ本・敦賀間線路に付替えされたことで、旧線は柳ヶ瀬線という支線に格下げされました。当時、滋賀福井間の物資の重要な運搬路線として位置づけられていた北陸本線ですが、格下げされた柳ヶ瀬線においては貨物が運行されなくなり営業収支が悪化、次第に利用客も減り、柳ヶ瀬線は昭和39年に廃線となりました。廃線となった柳ヶ瀬線には、かつて「中之郷駅」「柳ケ瀬駅」「雁ヶ谷駅」「刀根駅」という駅が存在しました。

 

「余呉の集落巡り」の後半は、国道365号線の北国街道沿いにある旧北陸本線の廃駅跡地「中之郷駅跡」から北上していきます。最初に訪れたのは、「余呉町柳ケ瀬(よごちょうやながせ)集落」です。柳ケ瀬集落は、長浜市北部、余呉町の中部に位置し余呉川の東岸に位置しており、平成29年5月時点で24世帯52人の方が暮らしています。1956年の人口は313人ということで、柳ケ瀬集落も過疎化が進んでいるようです。また、気象庁のアメダスが設置されており、雪が多く降る地域としても知られています。かつては、旧北陸本線(柳ヶ瀬線)が集落沿いを通っており、地内に「柳ヶ瀬駅」と「雁ヶ谷駅」がありました。 現在は、当地には鉄道が通っていませんが、JR西日本北陸本線余呉駅が最寄り駅になります。

 

中之郷から国道365号線を北上していき、最初の集落「柳ケ瀬集落」の中に入ります。

集落の中を進みます。

民家が見えてきました。

人は見当たりません。

集落の端まで進むと、何やら看板が、「柳ケ瀬」と標識が立っています。

ここに車を停めます。車を降りて集落の中を散策します。

賤ヶ岳の合戦で秀吉と戦った柴田勝家がこの辺りに本陣を構えたとのことです。

気になっていた旧北陸本線の「柳ヶ瀬駅」と「雁ヶ谷駅」の廃駅跡を探します。

国道365号線沿いに集落を歩きます。

国道の対面に古いお寺がありました。景好寺というお寺です。

国道沿いは空き地が多く、昔に鉄道が走っていた面影は何もありません。

バス停が見えてきました。

 

JR木ノ本駅からJR余呉駅を経由する柳ヶ瀬線という路線バス(余呉バス)で訪れることができます。

1日10本くらいバスが来ます。

バス停の待合所の中。

廃駅跡は全然見当たりません。国道沿いから集落内に戻ります。

集落内の道路を自転車で通っていた地元の方を呼び止めて、「柳ヶ瀬駅」と「雁ヶ谷駅」の跡地がどこにあるのかを尋ねました。その方は、柳ケ瀬で育った方で長年住んでおられる方です。その方が言うには、昔に国道365号線沿いに旧北陸本線(柳ケ瀬線)が通っていたのは知ってるが、駅がこの辺にあったことまでは知らないとのことでした。昭和39年に柳ケ瀬線は廃止されていて、50年以上前にあった路線と駅のことなので、ほとんど記憶にないと言ってました。

もう一度、国道沿いに戻りますが、やはり駅跡らしき印すら見つかりません。今回は、時間がないので廃駅跡探しは諦めて、次の集落(椿坂集落)を目指すことにします。旧北陸本線に関する情報収集はしていきますので、もっと調べて廃駅跡地点を特定したいと思います。

 

【追記】

後日、柳ケ瀬駅について調べたところ、ある方のブログに、木ノ本駅行き方面にある柳ケ瀬バス停付近に、旧北陸本線(柳ケ瀬線)の柳ケ瀬駅があったと書かれており、駅のホーム跡が残っているとのことでした。私が見たバス停は木ノ本駅とは逆方向行の中河内方面行のバス停でした。国道から柳ケ瀬集落に入ったところから少し先のところだったので完全に見過ごしていました。

 

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【追記】

柳ケ瀬集落から椿坂集落に向かう途中に、国道365号線から枝分かれしている県道140号線に入ったとろこに「柳ヶ瀬トンネル」があります。柳ヶ瀬トンネルは旧北陸本線が通じていた鉄道ルートであり、現在も利用されている道路で、柳ヶ瀬トンネルを抜けると福井県に入ることができます。柳ヶ瀬トンネルは単線用の線路が設置されていたため、車一台分程度の幅しかありません。現在は、トンネル両入口に信号機を設置して交互通行となっており、設置されている赤信号の長さは6分30秒と非常に長いです。(一説では日本一とも)


photo by Wikipedia

県道140号 柳ヶ瀬トンネル・・・トンネルがある福井県道・滋賀県道140号敦賀柳ヶ瀬線は、かつての日本国有鉄道北陸本線(鉄道営業末期は柳ヶ瀬線)の旧ルートであり、鉄道路線時代のトンネルを現在もそのまま使用している。単線トンネルであったため幅員は車1台分ほどしかなく、灯火は少ない。かつてはトンネル内で対向車と鉢合わせになった場合、トンネル内に2箇所ある離合箇所までどちらかがバックしなければならなかったが、現在は両入口に信号機を設置して交互通行となった。設置されている赤信号の長さは6分30秒と非常に長い。なお、大型車、自転車などの軽車両、歩行者は通行できない。鉄道トンネル時代の1928年(昭和3年)12月6日 勾配の続く山岳トンネルであった故に機関車の空転により走行不能となった蒸気機関車の噴煙がトンネル内に充満した北陸線柳ヶ瀬トンネル窒息事故があり、複数の乗務員が死亡する事故が起きている。

※出典:Wikipedia

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滋賀県出身。大阪でインターネット広告やWEBマーケティングを扱う会社を経営。管理人自らが滋賀県の集落や廃村、地域に根差した神社・仏閣、戦争遺構などを現地調査を通じて紹介しています。

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