佐目集落(東近江市)

Posted 2019-1-16

東近江

永源寺ダム湖の湖底に沈んだ佐目集落

滋賀県東近江市にある永源寺の傍らを流れる愛知川の上流にある永源寺ダムは、1972年(昭和47年)に建設されました。ダム建設に伴って、いくつかの周辺集落がダム湖の底に水没しました。その水没集落の一つに佐目集落があります。ダムが出来る前の1970年(昭和45年)の空中写真を見ると、水没前の集落が確認できます。永源寺ダム湖の湖岸道路である国道421号線がまだ旧道の時代で、佐目集落の中を旧道が貫き、現在は廃道となっている相谷隧道に通じているのがわかります。現在の永源寺ダム湖の空中写真と見比べると、湖底になった辺りには、田畑とあぜ道がはっきり映っており、集落が存在していた証しを示しています。

 

 

永源寺ダムの建設に伴って水没した家屋は、河岸段丘と呼ばれる地形を利用して、段丘上に移築されました。平成27年時点での東近江市佐目町の人口は20人で僅か7世帯です。過疎化が進んでいるようです。秋の紅葉で有名な永源寺から近い距離にあり、周囲が山で囲まれている永源寺ダム湖の湖面を望み、春には桜、秋には紅葉を映し出す、四季折々に色づく自然の美しさを見ることができるのどかな集落です。

 

若宮八幡神社

2018年12月、紅葉の美しさで知られる永源寺の傍らを流れる愛知川の上流に聳える永源寺ダムのダム湖を取り囲むように静かに佇む廃隧道(相谷隧道)、廃村(九居瀬)、集落(佐目・萱尾・蓼畑)を巡りました。

国道421号線旧道に遺る相谷隧道(廃隧道)を探索後、421号線を東へと進み、現役の佐目隧道を抜けると、そこは佐目地区でした。

 

佐目隧道のトンネルを抜けて少し進んだところから右に入ると、段丘上に伸びている道の突き当りに「若宮八幡神社」が鎮座しています。

 

古くから米作を生業とするこの地区において、雨乞信仰と密接な関係がある神社とのこと。また、永源寺ダム湖を望む佐目集落にあっては、水郷の神として崇められています。

 

境内の様子。参拝する人はおらず、神主は不在ということで、静けさに包まれています。

 

本殿

 

境内社

 

本殿の後ろにあるのが拝殿だと思います。

 

佐目集落の段丘上に鎮座する神社の境内から、永源寺ダム湖を望んだ風景です。この日は曇っていましたが、晴れた日に眺める光景は絶景だと思います。

 

 

永源寺ダム湖 周辺集落廃村巡り(2018年12月)記事一覧

永源寺ダム湖

相谷隧道(廃隧道)

佐目集落

萱尾集落

林道(萱尾・蓼畑線)

九居瀬集落跡(廃村)

 

 

若宮八幡神社
所在地:滋賀県東近江市佐目町976
問合せ:TEL 0748-27-0118
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FIND OUT管理人

滋賀県出身。大阪でインターネット広告やWEBマーケティングを扱う会社を経営。管理人自らが滋賀県の集落や廃村、地域に根差した神社・仏閣、戦争遺構などを現地調査を通じて紹介しています。

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